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天井を板張りにしたい方必見!後悔しないために把握するべきメリット・デメリットを紹介します

家づくりの知識2022.09.15

天井を板張りにすることで、室内に木ならではの温もりをプラスできます。

 

近年は注文住宅に板張りの天井を採用する方も増えていますが、やみくもに板張りにしたところで必ずしも満足のいく室内に仕上がるとは限りません。

 

本記事では、天井を板張りにできる場所やメリット・デメリットをご紹介します。

 

天井を板張りにして後悔することがないように押さえるべきポイントも解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

 


 

 

天井を板張りにできる場所

 

天井を板張りにできる主な場所は、以下の通りです。

 

 

リビング

 

くつろぎスペースとしての役割を果たすリビングは、天井を板張りにする場所として最も多く選ばれています。

 

木は温かみのある空間を演出してくれるため、憩いの場であるリビングにピッタリの素材です。

 

天井の一部分だけ板張りにしてDKスペースと区別をしたり、2階リビングに勾配天井と板張りを組み合わせたりと、間取りによって工夫の仕方は多様に広がります。

 

 

キッチン

 

キッチンの天井を板張りにすることで、ナチュラルな雰囲気の中で気分よく料理や家事を楽しむことができます。

 

ただしキッチンは火気を扱う場所なので、建築基準法により燃えにくい素材を使うことが義務付けられています。

 

ガスコンロにする場合は加工により不燃性を付与した木材を使用するか、IHコンロを採用するなどの工夫が必要です。

 

 

ダイニング

 

家族で集まり、ゆったりと会話を楽しみながら食事をするダイニングにも板張りの天井がよく合います。

 

ダイニングテーブル・チェアも木製に揃えることで、統一感のあるインテリアに仕上げることも可能です。

 

リビングと1つになった間取りの場合、ダイニング部分の天井に段差をつけて板張りとすることで良いアクセントになります。

 

 

寝室

 

木の風合いがもたらすリラックス効果を十分に活用したい場合、寝室の天井を板張りにしても良いでしょう。

 

就寝時に温かな木目を眺めることで、心を落ち着けながらゆっくりと眠ることができます。

 

照明のトーンにこだわったり、ドアや家具などの色合いを天井の色と合わせればよりリラックスできる空間に仕上がります。

 

新築をご検討の方で、天井の板張り以外にもおすすめのオプションを知りたい方はこちらの記事をご覧くだいさい。
【関連記事】注文住宅でおすすめのオプション10選と平均費用について解説

 

 

天井を板張りにする3つのメリット

 

天井を板張りにすることで、以下のメリットを得られます。

 

 

メリット①:メンテナンスがしやすい

 

通常、天井が傷んだ場合は全体的に補修する必要があります。

 

しかし板張りの天井は1枚1枚の木材を張っているため、補修する際は一部分のみ張り替えれば元通りになります。

 

メンテナンスのしやすさは過剰なコストの削減にもつながるため、複数の側面において恩恵を受けられるメリットです。

 

 

メリット②:高級感のあるおしゃれな雰囲気になる

 

木材は温かみだけでなく、その重厚さが室内に高級感をもたらしてくれます。

 

一口に木材と言っても、木の種類によって色合いや木目の模様が異なるため自分が思い描くデザインのイメージに合わせて選ぶことも可能です。

 

板張りの天井に加えて落ち着いた光量の間接照明も組み合わせれば、安らぎとデザイン性を両立した室内に仕上がります。

 

 

メリット③:リラックスできる

 

木目を活かしたデザインを楽しむのであれば木目調のクロスを使うのもおすすめです。

 

ナチュラルな素材は視覚的・心理的リラックス効果をもたらすだけでなく、勾配天井の高さを強調できるため室内に開放感が生まれます。

 

 

天井を板張りにする3つのデメリット

 

様々なメリットがある板張りの天井ですが、以下のデメリットが潜んでいるため注意しましょう。

 

 

デメリット①:費用がかかる

 

自然素材であるは人工素材よりも費用が高額になるため、コストパフォーマンスを重視した家づくりにおいては不向きです。

 

また、無垢の木材は扱いに高い技術が求められるため単純な材料費に加えて建築費も増幅する恐れがあります。

 

理想のデザインとコストのバランスを慎重に考えながら、板張りにする範囲や場所を検討しましょう。

 

どうしても予算をオーバーしてしまう場合は、自然素材にこだわらず化粧板やプリント合板を使用するのも1つの手です。

 

天井を板張りにすることに興味がある方、費用感について相談したい方は、ぜひお気軽にモデルハウスにお越しください。

 

 

デメリット②:乾燥や火の気に注意が必要

 

無垢の木材は、室内の極端な寒暖差や温度差によりひび割れや反り返りが生じます。

 

もし傷んでも補修がしやすいというメリットがあるとはいえ、頻繁にトラブルが生じればその分修繕費用はかさみます。

 

可能な限りメンテナンスの頻度を下げたいのであれば、耐久性の強い木材を選んだり、無垢材にこだわらず化粧板を採用したりといった工夫を施しましょう。

 

また、キッチンの天井を板張りにする場合は建築基準法で定められた内装制限に関わってきます。

 

火災の発生や被害の拡大を防ぐため、火気を扱うキッチンでは一定以上の耐火性能を備えた素材しか使うことができません。

 

制限に抵触しない範囲で板張りにするにはどうすれば良いのか、プランニングの時点で担当者に相談しましょう。

 

 

デメリット③:部屋が狭く感じてしまう可能性がある

 

使用する木材によって室内の見え方は異なりますが、基本的に木材は白いクロスよりも圧迫感を出してしまうことが多いです。

 

天井に圧迫感が生じれば実際の面積よりも室内が狭く見えるため、結果的に安らぎにくい空間に仕上がるリスクが潜んでいます。

 

色合いをよく見ながら木材を選んだり、日当たりの良い空間で天井を明るく見せたりすると良いでしょう。

 

 

天井を板張りにして後悔しないための2つのポイント

 

上記にてご紹介した板張りの天井におけるデメリットを見て、「板張りにしたかったけれどこういう失敗はしたくない」「具体的にどうしたらこのデメリットを回避できるの?」と思った方は多いはずです。

 

ここでは、天井を板張りにしたことで家づくりが失敗に終わることを防ぐためのポイントをご紹介します。

 

 

ポイント①:天井の高さ

 

勾配天井や吹き抜けの天井のように、室内高の高い家であれば板張りにすることでその高さを強調することができます。

 

一方で天井の低い家だと、落ち着いた木材の色合いが逆に室内に圧迫感を与える恐れがあります。

 

天井を板張りにしたい場合、高さにも気を配りつつ設計者に相談しながらプランニングをすることをおすすめします。

 

 

ポイント②:材料の木の色合い

 

木材はどの素材も色が濃く、白いクロスよりもどっしりとした印象を与えます。

 

室内に圧迫感をもたらさないため、そして理想のデザインに近いインテリアを実現するため、木材選びは慎重に行いましょう。

 

例えばウッドデッキにも使われることが多い「ウェスタンレッドシダー」は、1つの木材で濃淡の変化を楽しめることが特徴です。

 

室内の印象が重たくなり過ぎず、しかし木特有の温かみもしっかりと維持できるため板張り天井の素材としてよく使用されます。

 

また、日本では馴染み深い「スギ」もおすすめです。

 

スギは木材の中でも白に近く明るい色合いなので、天井が低い家に取り入れても圧迫感が生まれにくいです。

 

さらに独特な香りはリラックス効果に期待できる他、ダニを抑制する成分も含んでいるため室内の快適性が格段に上がることでしょう。

 

アットホームラボでは、設計士と直接相談することができる無料相談会を行っております。

 

理想の家づくりをする上でも、まずは設計士にお気軽にご相談ください。

 

 

まとめ:天井を板張りにするメリット・デメリットに関して

 

室内の天井を板張りにすることで、「メンテナンスのしやすさ」「おしゃれなデザイン」「リラックス効果」というメリットを享受できます。

 

ただし、天井の高さによっては室内に圧迫感が生まれる他、建築費用が高額になりやすいなどのデメリットがあります。

 

プランニングでは設計士と相談しながら、コストと理想のデザインのバランスを考えつつ上手に板張りの天井を取り入れましょう。

 

板張りの天井を取り入れた家づくりを失敗に終わらせないためには、綿密なプランニングはもちろんのこと木材の種類についても知っておくと安心です。

 

アットホームラボには、コンセプトの異なるモデルハウスをいくつかございます。

 

中には板張りの天井を採用しているモデルハウスもございますので、ぜひ一度足をお運びください。

 

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この記事の監修

アットホームラボ代表 青木真大(あおきまさひろ)
二級建築士、二級建築施工管理技士


2006年建築デザイン学部を卒業後、東京と新潟の建築事務所にてデザイン実務を経て、株式会社アオキ住建へ入社。 建築業界で15年間の設計、現場監督経験を経て、住宅事業部の責任者として1,500件以上の新築及び大規模リノベーションに関わる。

 

 

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