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無垢の家で後悔しやすい9つのポイントや対策方法、魅力などを解説

自然素材2024.10.08

子どもやペットの健康、肌触りの良い床材などを考えた家において、無垢材の使用を考える方も多いのではないでしょうか。一方で無垢の家にして後悔する方も少なくありません。

 

そこでこの記事では、無垢の家で後悔しやすいポイントや対策方法を解説します。

 

無垢の家の特徴や魅力なども紹介するので、注文住宅の購入を検討している場合はぜひ参考にしてください。

 


 

 

無垢の家とは?

無垢の家とは、木材の素材そのもの(無垢材)を活かした住まいです。

 

無垢材は天然木から切り出した一枚板で化学物質を含まない純粋な木材です。健康や環境への配慮が重視される昨今において注目されています。

 

また、天然素材ならではの温かみや風合いを感じられる点が特徴です。無垢材は天井や柱、床などに用いられますが、素足で心地良い感触を感じられるフローリングに使われることも多くなっています。

 

 

無垢の家の魅力

ここからは、無垢の家の魅力をご紹介します。

 

  • 健康リスクを低減できる
  • 見た目が良い
  • 肌触りが心地よい
  • 調湿効果がある

 

なお無垢の家のメリットについては以下の記事でも解説していますので、あわせてご覧ください。

 

【関連記事】無垢の家を建てるメリット・デメリット【失敗したくないあなたへ】

 

 

 

魅力①:健康リスクを低減できる

 

無垢材は化学物質を含まないため、シックハウス症候群など健康面への心配がほとんどありません。

 

特に小さなお子様がいる家庭や化学物質に敏感な方が住む場合は、健康リスクを低減できるためおすすめです。

 

 

魅力②:見た目が良い

 

無垢の家は見た目の良さも魅力です。木のぬくもりや美しい木目の質感は、合板では得られない見た目です。

 

また経年とともに深まっていく味わいも、無垢材ならではの魅力でしょう。

 

 

魅力③:肌触りが心地よい

 

無垢材特有の凹凸感ややわらかな質感も魅力の1つです。天然木ならではの肌触りの良さは、無垢材のフローリングを歩くときにも感じられます。

 

さらに熱を伝えにくいという特性から冬場でも冷たさを感じにくくなっています。日々の過ごしやすさを重視したい場合には無垢の家が適するでしょう。

 

 

魅力④:調湿効果がある

 

無垢材は吸湿性と放湿性に優れているため、室内の湿度を快適な状態に保ってくれます。調湿効果により夏は涼しく、冬はじわじわとあたたかい室内環境を実現できます。

 

そのため、無垢材は快適な空間を維持しつつ、省エネも実現可能です。

 

 

無垢の家で後悔しやすい9つのポイント

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無垢の家で、後悔しやすいポイントは以下の9つです。

 

  1. 見た目や品質にバラつきがある
  2. 環境に影響されやすい
  3. 日焼けで変色しやすい
  4. 傷がつきやすい
  5. シミになりやすい
  6. メンテナンスに手間がかかる
  7. 使えない暖房器具がある
  8. コストが高いものが多い
  9. 時間が経つについて変化する

 

以上の内容を確認し、対策を検討していきましょう。

 

 

ポイント①:見た目や品質にバラつきがある

 

無垢材は天然の木材を使用しているため、同じ種類の木材でも個体差が大きく色合いや木目、節の有無などが一様ではありません。

 

また、加工時の条件によっても仕上がりに違いが出る可能性があります。そのため、見た目の統一感を求める場合は、無垢の家にするかどうか慎重に判断しましょう。

 

無垢材の特徴や注意点については、アットホームラボのオンライン相談会でも質問できますので、ぜひ予約してみてください。

 

 

ポイント②:環境に影響されやすい

 

無垢材は、環境の変化に影響されやすい素材です。たとえば夏の高温多湿な環境では木材が膨張し冬の低温環境では収縮するため、床や壁、家具などがゆがんだり割れたりする可能性があります。

 

また、温度変化による木材の伸縮で内部の摩擦によるきしみ音の発生も懸念点です。

 

 

ポイント③:日焼けで変色しやすい

 

無垢材は一般的な床材に比べ、紫外線の影響を受けやすい素材です。特に日当たりの良い部屋では、日焼けによる色ムラが気になる場合も。

 

また、家具やカーペットなどで隠れた部分との色の違いも目立つ可能性があります。そのため、無垢フローリングを選ぶ際は日光への対策が必要です。

 

 

ポイント④:傷がつきやすい

 

無垢材は肌触りの良さが魅力ですが、その反面、家具の移動やひっかき傷などがつきやすいという特徴があります。

 

無垢材には一般的に表面コーティングがほとんど施されていないため、合板フローリングのように傷に強い保護層がなく、小さな擦り傷や凹みが目立ちやすくなるためです。

 

ペットや小さなお子様がいる場合は注意しましょう。

 

 

ポイント⑤:シミになりやすい

 

無垢材は水分に非常に弱く、シミになりやすいのも弱点です。

 

無垢材の表面には無数の小さな穴があり吸湿性を高めていますが、同時に床に落ちたジュースや調味料などの液体も素早く吸収してしまいます。

 

小さなシミは比較的簡単に落とせる場合もありますが、奥深くまで染み込むと取り除くのも一苦労です。

 

特にコーヒーのような濃色の液体は、目立つシミとして残る場合があるため注意してください。

 

 

ポイント⑥:メンテナンスに手間がかかる

 

無垢材を美しい状態に保つにはワックスがけやオイルがけなどのメンテナンスが必要です。

また、シミの発生を防ぐには念入りな拭き掃除が欠かせません。

 

メンテナンスを愛着として楽しめる方は苦にならないものの、そうでない場合は面倒に感じるでしょう。

 

 

ポイント⑦:使えない暖房器具がある

 

無垢材を取り入れると、使用できる暖房器具が制限されます。

 

例えば天然木は熱の影響で変形や割れを起こしやすいため、床に無垢材を使用した際はコタツやカーペットを直接敷くことは避ける必要があります。

 

断熱材シートを敷いて利用して対策ができるので、住まいの地域やライフスタイルに応じて無垢材の導入を検討してください。

 

 

ポイント⑧:コストが高いものが多い

 

無垢材は原木から切り取った木材をそのまま使用するため、一般的な合板に比べて価格が高くなりがちです。

 

また、自然の木目や質感を活かすために細かな加工を施す必要があり、量産が難しいことから、コストが高くなるケースもあります。

 

他の費用を抑えるなどして、予算を調整しながら選ぶようにしましょう。

 

 

ポイント⑨:時間が経つについて変化する

 

無垢材は時間の経過とともに、見た目だけではなく形が変形したり反り返ったりします。これは使用した無垢材自体がくせを持っているケースが考えられます。

 

また、湿度や温度の変化に敏感に反応し、徐々に板の反りや変形が生じることもあります。このような変化も楽しむことを考慮して検討しましょう。

 

 

無垢の家で後悔しないためには?

無垢の家で後悔しないためには、以下の3点に着目してみましょう。

 

  • 変化を楽しむ
  • メンテナンスをしっかりする
  • 無垢材を使う場所を厳選する

 

1つずつ解説していきます。

 

 

変化を楽しむ

 

無垢材は汚れや変形などが生じやすく繊細な素材ですが、その変化を楽しむのも方法の1つです。

 

傷や汚れを「家の歴史」として考えられるようになれば、愛着もわくでしょう。

 

「いつまでも綺麗にしよう」と思うとストレスになりかねませんので、適度に許容して無垢の家での暮らしを楽しんでください。

 

 

メンテナンスをしっかりする

 

傷や汚れを変化として楽しむとはいっても、放置していては素材が劣化する一方です。メンテナンスにも気を配り、できるだけ長く良好な状態を保てるようにしましょう。

 

普段のメンテナンスでは掃除機をかけたり乾拭きをしたりしてください。傷やシミができた場合は、表面を研磨すると綺麗な見た目になります。

 

なお無垢の家の寿命を長持ちさせる対策は以下の記事でも解説していますので、あわせてご覧ください。

 

【関連記事】無垢の家は30年後どうなる?無垢の家の寿命や長持ちさせる対策を紹介

 

 

無垢材を使う場所を厳選する

 

無垢材の特性を十分に理解し、使用する場所を厳選しましょう。

 

無垢材は水分や湿気の影響を受けやすいため、キッチンやバスルームなどへの使用は避けてください。一方でリビングや居室であれば湿度や温度を安定させやすいため、無垢材の魅力を十分に活かせます。

 

実際に無垢材の使用箇所を見学したいときは、アットホームラボの来場予約もおすすめです。

 

 

信頼できる施工会社に相談しよう

無垢の家を実現するには、無垢材のメンテナンスや使用場所など、さまざまな点に注意が必要です。

 

無垢材の魅力を享受しできるだけ長く快適に過ごすには、信頼できる施工会社に相談し適切なアドバイスや提案を受けることがポイントです。

 

アットホームラボでは、自然素材×性能×コストのベストバランスを考えた子育て世代にピッタリの家づくりを行っています。

 

弊社について詳しく知りたい場合は、初めての方へをぜひご覧ください。

 

 

まとめ:無垢の家の後悔について

無垢の家は、健康リスクを低減し居心地の良い空間を実現できます。天然素材ならではの色合いや肌触りなどの魅力を感じながら快適に過ごせるでしょう。

 

一方でメンテナンスが必要だったり何かとコストがかかったりする点には対策が必要です。変化を楽しみながら適切なメンテナンスを継続して、無垢の家で快適な生活を送りましょう。

 

アットホームラボは無垢材を含む自然素材と性能、コストのバランスを考えた家づくりが強みです。

 

設計士と直接話せる無料相談会を開催しているため、新潟県近郊で注文住宅の購入を検討している場合はお気軽にご予約下さい。

 

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この記事の監修

アットホームラボ代表 青木真大(あおきまさひろ)
二級建築士、二級建築施工管理技士


2006年建築デザイン学部を卒業後、東京と新潟の建築事務所にてデザイン実務を経て、株式会社アオキ住建へ入社。 建築業界で15年間の設計、現場監督経験を経て、住宅事業部の責任者として1,500件以上の新築及び大規模リノベーションに関わる。

 

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