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無垢の家はなぜ高いのか?メリット・デメリット、費用を抑える方法を解説

自然素材2024.10.15

調湿効果に優れ、日本の四季に対応する無垢材の家。天然木を切り出して建築材に加工し湿度が高いときには湿気を吸収し、湿度が低いときには湿気を放出し、50%前後の湿度に保つことで快適な空間を提供してくれます。

 

近年は、製材された板あるいは小角材などを乾燥し、接着剤で接着する集成材で建てる家が多い中で、無垢材の家はなぜ高いのでしょうか。

 

この記事では、無垢材の家のメリット・デメリットや費用を抑えて建てる方法などを分かり易く解説します。

 

ぜひ、参考にしてください。

 


 

 

無垢の家とは?

無垢材とは、1本の天然木から切り出して適度に乾燥させた材木のことで、これらを用いて建てられた家のことを無垢材の家と呼んでいます。

 

一般的な集成材や加工材で建てられた家は、接着剤や合成塗料などの化学物質が使用されているため、その臭いなどの影響を受けることを嫌う方が少なくありません。

 

一方無垢材の家は、天然の木々の硬さや強度によって推奨される使用箇所のなかで材木を選択可能です。また、各無垢材の温かみのある木目や香りなどお好みで材木を選んでオリジナリティのある雰囲気を演出できることが人気を集めています。

 

なお、アットホームラボでは、モデルハウスをご覧になれますので、「各モデルハウスの来場予約」からご予約ください。

 

 

無垢の家のメリット・デメリット

ここでは無垢材の家のメリットとデメリットについて、具体的に見ていきましょう。

 

 

無垢の家のメリット

まず、メリットには以下の要素があげられます。

 

【耐久性の高さ】
無垢材の家は、耐久性が高く、耐震性にも優れています。きちんと「構造計算」を行って建てられた無垢の家は、鉄筋コンクリート(RC)造の家よりも耐震性・安全性が高いとも言われます。

 

【肌触りが良い】
肌触りが良い天然木には、消臭・抗菌効果もあるため、小さなお子様にもやさしく、リラックス効果のある香りが住む方々を包んでくれます。

 

【極力化学物質を使わない】
無垢材(自然素材)は、シックハウス症候群を引き起こす化学物質を発生させないという利点があります。化学物質によるアトピーやアレルギーを解決したという声はよく耳にします。

 

【調湿効果と蓄熱性がある】
無垢材のフローリングは蓄熱性が高いため、素足でも暖かくスリッパを履かなくても冷えを抑えます。また、柔らかい材質の無垢材を選ぶと膝への負担もかかりにくいのが特徴です。

 

【見た目の良さ】
無垢材は同じ種類の材木でも、木目にそれぞれ個性があります。経年変化により、色目にもそれぞれの樹木の変化を楽しめますので、お住まいへの愛着が高まってくるでしょう。

 

 

無垢の家のデメリット

 

次にデメリットでは、以下の要素がありますのでチェックしておきましょう。

 

【品質が安定しない】
無垢材は、1本の樹木を切り出すため、節目のある個所やない箇所があるなど素材にバラつきがあります。むしろ、これが良い点でもあるのですが、統一感がないと感じる方もいらっしゃるのです。

 

【変形する】
無垢材は、空気が乾燥している秋冬は収縮し、湿気が増える春夏にかけては膨張するため、品質が安定しません。複数の板を張り合わせるフローリングでは、板と板の間に隙間ができたりすることがあります。

 

【傷がつきやすい】
集成材に比べ無垢材は、傷つきやすい材質のものがあります。無垢材のフローリングに傷がついたときは、硬く絞った布を被せ、上から低温のアイロンを乗せるなどして修復する必要があるので、手間がかかるでしょう。

 

【手入れが必要】
フローリングに関しては、乾拭きでのお掃除に加え、定期的に塗装を施すことが良いとされます。また、水分をこぼしたときには、放置し過ぎずになるべく直ぐに拭き取って乾拭きするなどの対応が必要になります。

 

 

無垢の家はどうして高いのか

天然木を切り出して加工する無垢の家は、選択する素材によって価格が異なる他、建築材から作り込むためその分の工費もかかります。

 

そのため、通常の集成材の家と比べて2〜3割程度はコストがかかるとみてよいでしょう。

 

また、どの会社に依頼するか、どこまで素材にこだわるか、壁は漆喰にするのか珪藻土かなど、高価な自然素材をふんだんに使うと、その分素材費と工費もかかります。

 

次に費用を抑えて無垢の家を建てる方法について具体的にみてみましょう。

 

 

費用を抑えて無垢の家を建てる方法

建築費用を抑えるポイントは、以下の5つになります。

 

  • 方法①:使用する場所を厳選する
  • 方法②:建物の広さや間取りを工夫する
  • 方法③:アフターフォローをしてくれる会社を選ぶ
  • 方法④:外国産の素材を選ぶ
  • 方法⑤:針葉樹を選ぶ

 

それぞれ見ていきましょう。

 

 

方法①:使用する場所を厳選する

 

建築家の建てる家はコスト配分が自由です。こだわりの部分に費用をかけ、その他のところは一般的な材料などを使ってコストを抑えることができます。

 

すべて無垢材を使用して家を建てると当然コストはかかりますが、例えば直接肌に触れるフローリングや家具、家の強度に配慮して柱や梁のみに絞って無垢材を使用することで、コストを抑えられるのです。

 

この場合、壁面や天井は集成材を使いクロスを貼り、階段なども集成材を使います。このように無垢材を厳選することで天然木の自然な風合いや香り、経年変化を楽しめ、コストを抑えることが可能です。

 

建材屋が母体のアットホームラボでは、さまざまな無垢材を取り揃え、集成材のサプライヤーとのネットワークもありますので、ご安心いただけます。

 

 

方法②:建物の広さや間取りを工夫する

 

凹凸が少なく、モダンでシンプルな形にすることで総床面積を制限しコストを抑えた家を建てることができます。加えて窓の位置や大きさに配慮すれば、建築面積が小さくても実用的で住みやすい家をデザインすることは可能です。

 

また、シンプルながら独創的な外壁材や外壁色を使うことで、存在感をアピールすることもできます。これらは、ご要望に応じられるアットホームラボの設計士にご相談ください。

 

 

方法③:アフターフォローをしてくれる会社を選ぶ

 

無垢の家は傷が付きやすく、再塗装などが必要であることはお伝えしました。そのため、どうしてもDIYでは対応できない箇所が出てきます。

 

建築当初のコストのみではなく、アフターフォローをしっかりと対応してくれる会社を選ぶことも、快適な無垢の家を維持するうえでコスト管理の点で重要です。

 

アットホームラボでは、充実したアフターメンテナンスと長期保証により、アフターメンテナンスに迅速に対応しております。

 

 

方法④:外国産の素材を選ぶ

 

近年、日本の樹種で代表的なスギやヒノキは、国内産と外国産の価格差はあまりなくなってきました。木曽桧や北山杉、秋田杉などのブランド木材は現在も高級ですが、輸入材でも銘木といわれる木材もこれらと同等かそれ以上のものもあります。

 

日本にはない熱帯雨林で生産される、チーク、ローズウッド、コクタンといった樹種は、季節に関係なく発育が早く、優れた材質や特徴を持っておりコストも適切です。

 

このように、幅広い樹木から無垢材を選択することで費用を抑えた無垢の家を建てることができます。

 

 

方法⑤:針葉樹を選ぶ

 

外国産の針葉樹材を選ぶという方法もあります。日本の針葉樹材で、ベイスギ、ベイヒ、ベイツガ、ベイマツなどは輸入材です。

 

例えば、ベイスギは植物の分類上はスギ科とは異なりますが、樹高50m、直径2m以上に達する大木で、耐水性・耐朽性に優れています。加工性が良く、乾燥後に歪みが少ないので、建築材としての歩留まりも高く、コスパが良い樹木と言えるでしょう。

 

アットホームラボでは、国内産、外国産の無垢材もサプライチェーンを保有しておりますので、幅広い樹種からお選びいただけます。

 

 

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衣・食・住。人々が暮らす生活に住まいは欠かせません。一生分の大きな買い物である、家づくりのお手伝いをさせていただき「アットホームラボで建てて本当に良かった」と思っていただける住宅を作ることが私たちの使命であると考えます。

 

無垢の家は、建てる方のご要望を満たす注文建築です。アットホームラボでは、大切な家づくりで成功していただくために、

 

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ご不明な点がございましたら、お気軽に「資料請求」お問い合わせ無料相談会」「オンライン相談会にアクセスしてください。

 

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まとめ:無垢の家が高い理由について

無垢の家が高い理由と、メリット・デメリット、費用を抑える方法まで解説しました。家を建てるときは、どこにこだわるかを明確にされ、その旨を設計士にお伝えいただくことで、費用を抑えることが可能です。

 

また、建築費はアフターメンテナンス費用や光熱費まで総合的に検討されることで、合理的な計画が立てられます。

 

アットホームラボでは、モデルハウス施工事例イベントを開催するなどご検討頂く際の豊富な材料や情報を整えております。

 

設計士と直接話をしながら疑問を解消できる無料相談会も開催していますので、新潟県近郊にお住まいの注文住宅を検討している方は、ぜひお気軽にご予約ください。

 

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この記事の監修

アットホームラボ代表 青木真大(あおきまさひろ)
二級建築士、二級建築施工管理技士


2006年建築デザイン学部を卒業後、東京と新潟の建築事務所にてデザイン実務を経て、株式会社アオキ住建へ入社。 建築業界で15年間の設計、現場監督経験を経て、住宅事業部の責任者として1,500件以上の新築及び大規模リノベーションに関わる。

 

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