定額制リノベーションとは?メリット・デメリットや自由設計型との違いも
家の中を丸ごと生まれ変わらせたい、と考えている方は多いことでしょう。
居住空間に新しさがあり、工夫が行き届いていると、生活の快適度はまるで変わってきます。
しかし家を改装するには当然ながらまとまったお金が必要で、なかなか手が出ないというのが実際のところです。
その問題に対する解決策として、最近になって定額制リノベーションというものが少しずつ知名度を上げてきました。
従来型のリノベーションと比べると、費用を安く抑えられ、利用しやすいことから人気を博しています。
この記事では、定額制リノベーションのメリット・デメリットを解説するとともに、自由設計型リノベーションとの違いなどにも触れていきます。
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リノベーションとは
リノベーションとは、既存の建物を改装して新しい生活空間を作り出すことです。
リノベーションには、以下の2つの方法があります。
- 自由設計型リノベーション
- 定額制リノベーション
それぞれどのような特徴があるのか、以下で解説します。
しっかり読んで、両者の違いを頭に入れておきましょう。
自由設計型リノベーション
自由設計型リノベーションは、専門家が顧客の要望を聞きながら、オリジナルのプランを作り上げる方法です。
建物の形状やサイズ・使い方など、ほとんどすべての要素を自由に設計できます。
思い通りの居住空間を作り上げられるのが自由設計型のメリットです。
しかし、比較的高額になり、しばしば予算オーバーしてしまいがちなのが欠点です。
専門家が設計から施工までトータルでサポートしてくれるため、安心してリノベーションを進められる点ではおすすめです。
定額制リノベーション
定額制リノベーションは、あらかじめ決められた工事項目の中から、予算にあわせて選ぶ方法です。
料金が明確であり、追加料金が発生する心配はありません。
また、打ち合わせの回数も制限されていることが多いため、比較的短い期間でリノベーションが完了します。
定額制リノベーションでは、あらかじめ決められた工事項目から選択するため、費用が自由設計型リノベーションよりも安くなることがあります。
また、施工期間も短くて済むため、早期のうちに新しい居住空間が手に入るのもポイントです。
定額制リノベーションと自由設計型の違い
自由設計型リノベーションと定額制リノベーションの最大の違いは、金額が明確化されていることです。
自由設計型リノベーションでは、オリジナルプランを作成した後、工事項目を決め、見積もりをするという順番が基本です。
一方、定額制リノベーションでは、工事項目と費用が明確化されているため、予算を優先しながらプランを進めるという仕組みです。
カスタマイズの度合いによって、自由設計型リノベーションと定額制リノベーションの価格差が生まれます。
自由設計型リノベーションは、要望を優先するあまり、費用がかさむ工事項目が増えることが多く、費用は高くなりがちです。
定額制リノベーションは、あらかじめ決められた工事項目の中から選択するため、比較的安価に進められます。
また、料金があらかじめ明確に決まっており、プランを超えた要望を出さなければ追加料金が発生することはありません。
そのため、予算の心配なくリノベーションを進められるのもポイントです。
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定額制リノベーションのメリット
定額制リノベーションのメリットとしては、以下の3つが挙げられます。
- 費用は明確である
- 自由設計型より費用が安い
- 打ち合わせを進めやすい
いずれも定額制を人気たらしめている要素ばかりなので、以下の解説を読んでしっかり把握しておきましょう。
メリット①:費用が明確である
定額制リノベーションでは、用意されたパッケージごとにあらかじめ料金が決まっているため、基本的に追加料金が発生することはありません。
予算内でリノベーションをおこなえるのは大きなメリットです。
メリット②:自由設計型より費用が安い
自由設計型リノベーションは、専門家がその都度プランを設計し提供するため、費用が高くなる傾向にあります。
値段の高い素材も使い放題であることから、ついあれもこれもと要望を加えてしまい、材料費が高くついてしまう可能性もあります。
一方、定額制リノベーションは、すべてパッケージされたプランがあらかじめ用意されており、そのなかから選ぶシステムです。
かかる費用などはすでに決まっているため、自由設計型リノベーションよりも費用が安くなる傾向にあります。
メリット③:打ち合わせを進めやすい
定額制リノベーションでは、あらかじめ決まったプランがあり、住宅会社とビジョンがしっかり共有できます。
あらためて決めなければいけないことが少ないので、打ち合わせの回数を減らすことに繋がります。
全体のプロセスが停滞したり後戻りしたりすることが少ないため、施工期間が短くなるのもポイントでしょう。
定額制リノベーションのデメリット
定額制リノベーションのデメリットとしては、以下の3つが挙げられます。
- 選べる素材や設備に制限がある
- 制限を超えると追加料金が発生することもある
- 打ち合わせの回数に制限が設けられていることもある
デメリットもしっかり理解した上で検討することが大切です。
以下の解説の内容はしっかり頭に入れておきましょう。
デメリット①:選べる素材や設備に制限がある
定額制リノベーションでは、あらかじめ決まったプランのなかから選択するため、素材や設備の選択肢が限られています。
プランに含まれていない要望は基本的には叶えられないと考えておきましょう。
定額制はリノベーションの内容が固定されています。
デメリット②:制限を超えると追加料金が発生することもある
定額制リノベーションでは、あらかじめ決まったプランがあるため、その範囲を超える要望を出した場合、追加料金が発生することもあります。
基本的に定額制リノベーションにおいては、プランの範囲を超える要望を出すべきではありません。
住宅会社側から提示されたプランにしたがうからこそ、定額制のメリットが活きてくるからです。
デメリット③:打ち合わせの回数に制限が設けられていることもある
定額制リノベーションでは、あらかじめ決まったプランがあるため、自由設計型と比べると打ち合わせの回数が少ないのが特徴です。
これはメリットであると同時に、自分の意思を細かく伝えることにこだわる方にとってはデメリットであるともいえます。
綿密な打ち合わせを重ね、細かな部分まで自分の理想に近づけたいと考えているのであれば、自由設計型リノベーションを選ぶほうがよいかもしれません。
定額制リノベーションをするなら
住宅をリノベーションするにあたり、予算は大きな問題となります。
しかし、定額制リノベーションを利用することで、一定の予算内で満足のいくリノベーションをおこなえます。
定額制リノベーションでは、必要な費用が明確に提示されているため、予算オーバーの心配がありません。
また、施工期間も短いため、素早く新しい生活環境を手に入れられるのもポイントです。
弊社・アットホームラボでは、定額制リノベーションのサービスを積極的に展開しています。
お客様のさまざまな要望に応えられるよう柔軟にプランを用意し、気になる点があればどのようなことでも専門スタッフが対応いたします。
詳しくは定額制リノベーションのページをご覧ください。価格設定など詳細な情報を提供しております。
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まとめ
定額制リノベーションについて、メリットやデメリットを中心にざっくりと解説しました。
定額制リノベーションは、費用が明確で、比較的短い期間でリノベーションをおこなえるのがメリットです。
一方、選択肢が限られたり、こちらの細かな要望を伝えきれない可能性もあるため、カスタマイズにこだわるなら自由設計型を選ぶほうがよいかもしれません。
この記事を参考にして、定額制リノベーションの性質をしっかりと理解したうえで、ご利用を検討してみてください。
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この記事の監修 アットホームラボ代表 青木真大(あおきまさひろ)
二級建築士、二級建築施工管理技士
2006年建築デザイン学部を卒業後、東京と新潟の建築事務所にてデザイン実務を経て、株式会社アオキ住建へ入社。 建築業界で15年間の設計、現場監督経験を経て、住宅事業部の責任者として1,500件以上の新築及び大規模リノベーションに関わる。
新築だけでなくリフォームも承っておりますので、気になる方は是非無料相談会にご参加ください!
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