注文住宅の土地探しの方法と探す際のポイントなどについてわかりやすく解説
注文住宅を検討する上で、最初の難関ポイントに土地探しがあります。
ポイントを押さえずやみくもに探しても、良い土地に巡りあえません。
土地の良し悪しで今後の人生を左右することもあるため、長く住む家を作る際、周辺環境や立地条件は非常に重要です。
理想の土地を見つけられるよう、土地探しの流れやポイントを理解しておく必要があります。
この記事では、土地探しで押さえるべきポイントを紹介します。
注文住宅を検討している方や土地探しでお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
土地探しから注文住宅着工までの流れ
注文住宅の土地探しから着工までの流れは、以下の3ステップです。
- 資金計画を立てる
- 土地探し・土地契約
- 注文住宅プランの決定・着工
まずは流れを把握し、段階ごとにポイントを押さえましょう。
資金計画を立てる
土地探しをする前に大切なのが、資金計画を立てることです。
注文住宅を建てる場合、以下の費用が発生します。
- 土地取得費用
- 建築費用
- 諸費用
3つの費用を考慮の上、まずは土地と建物にそれぞれいくらかけられるか予算を決めます。
その後、用意する自己資金や住宅ローンの借入金額を具体的に決めるのがポイントです。
資金計画を立てずに進めると、ローン審査でつまずいたり、生活が圧迫されたりする可能性があります。
やみくもに土地探しをするのではなく、ライフプランを元に資金計画を立ててから行動しましょう。
なお、実際の注文住宅における後悔事例を参考にしたい方は、以下の記事をご覧ください。
【関連記事】注文住宅の後悔事例11選!対策と事前に知っておくべきポイントを解説
土地探し・土地契約
資金計画を立てたあとは、土地を探しはじめます。
土地探しにおいて重要なのが、優先順位です。
条件に合う土地を探すためには、以下の項目から優先順位をつけていきましょう。
- 価格
- 立地条件
- 広さ
- 周辺環境
ライフスタイルや家族にとって何が大切か考慮した上で優先順位をつけると、ご自身に最適な土地が見つかります。
ただし、土地で予算オーバーするとその後の建築が上手くいかなくなる場合もあるため、価格は優先順位の中でも上位に入れましょう。
土地の敷地と地盤調査を行って問題なければ、土地を契約します。
土地を契約する際は手付金を支払うケースがほとんどのため、必要な金額を確認しておくことが大切です。
注文住宅プランの決定・着工
土地契約後は注文住宅プランを決定し、着工に進みます。
着工までに住宅ローンの審査やつなぎ融資の手続きなど、契約に関する手続きを済ませます。
また、注文住宅を建てる際はプランの決定に時間を要する場合があるため、事前に間取りの希望や理想などを家族と相談しておくと良いでしょう。
プランが決定し、正式に請負契約が済めばいよいよ着工です。
建物が完成するまでに、引っ越しの準備やあいさつ回りなどしておきましょう。
注文住宅に欠かせない打ち合わせのコツを知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
【関連記事】注文住宅の打ち合わせのコツ8選と注意点についてわかりやすく解説
注文住宅の土地の探し方
注文住宅の土地は、以下3つの手順で探します。
- エリアと予算を決める
- 条件の優先順位を決める
- 土地探しを依頼する
各段階での注意点を押さえて、納得いく土地を見つけましょう。
手順①:エリアと予算を決める
まずは、土地探しで重要となるエリアと予算を決めましょう。
エリアを決める際の着眼点は、以下の通りです。
- 学校区
- 公共交通機関との距離
- スーパーや商業施設との距離
- 周辺環境(忌避施設など)
- 開発計画
土地探しでは今後のライフプランを想像しながら、不自由なく快適に暮らせる地域を選べるよう、周辺環境や立地条件を含めて探します。
特に、駅やバス停など公共交通機関との距離は重要です。
土地と建物両方の予算を算出し、その中で土地のみにかけられる予算を出すと計算がしやすくなります。
人気のエリアは土地代が高くなるため、どこまで土地に予算を割けるか検討しましょう。
当社アットホームラボでは、土地探しから施工までの疑問を設計士に相談できる無料相談会を実施しています。
初めての家づくりで少しでも不安がある方は、ぜひご参加ください。
手順②:条件の優先順位を決める
納得いく条件の土地を見つけるには、事前に優先順位を決めておく必要があります。
優先順位を決めておくと、スムーズに取捨選択ができるためです。
例えば、土地探しをする上で以下の優先順位をつけたとします。
- 低価格
- α校区
- 駅近物件
優先順位をもとに、2つの土地を検討します。
A土地 |
B土地 |
1,000万円 |
2,000万円 |
A土地はβ校区ではあるものの、1位の低価格と3位の駅近物件に当てはまっていますが、B土地は2位のα校区しか満たしていません。
したがって、上記のケースではA土地の方が条件に適していると考えられます。
土地の選び方はご自身のライフスタイルによって異なるため、条件と優先順位を書き出し、理想の土地を家族で話し合いましょう。
手順③:土地探しを依頼する
土地探しの主な方法は、以下の通りです。
- インターネットで検索する
- 住宅会社に依頼する
- 不動産仲介業者に依頼する
インターネットは情報量が多いだけでなく、条件検索から手軽にマッチした土地を見つけやすいメリットがあります。
しかし、周辺環境がわかりにくい点に注意が必要です。
周辺環境や土地柄を踏まえたうえで土地探しをしたい場合は、住宅会社や不動産仲人業者への依頼がおすすめです。
ただし、住宅会社に依頼する際は建築条件が付いた土地を売っているケースがあるため、事前に確認しておくとよいでしょう。
条件に最適な土地を見つけられるよう、住宅会社や不動産仲介業者を利用する場合は、複数の業者をまわって信頼できる場所に依頼するのがポイントです。
注文住宅の土地探しのポイント
土地探しにおけるポイントは、以下の4つです。
- 周辺環境
- 土地の形や方角
- 土地の高低差や地盤
- 注文住宅の相談と並行して土地探しをする
土地を探すときは図面やインターネット上だけでなく、実際に現地を見て自分の目で確認しましょう。
ポイント①:周辺環境
土地を選ぶ際、周辺環境は非常に重要です。
周辺環境は生活のしやすさを左右するため、事前調査を怠らないようにしましょう。
買い物のしやすさや交通面での利便性など、ライフスタイルに合った周辺環境かチェックすることが大切です。
周辺環境は実際に現地に行かないとわからない部分があるため、時間や時期を変えて複数回足を運んでおくと後悔のない土地を見つけられます。
また、住宅を建てる上で用途地域や建ぺい率、容積率など建築ルールのチェックも必要です。
理想の土地を見つけても制限により、条件に合った家を建てられない場合があるため、わからない場合は住宅会社に確認しておきましょう。
ポイント②:土地の形や方角
土地の形により間取りに影響する場合があるため、注意が必要です。
例えば道路に接している面が狭い旗竿型の土地の場合、駐車場が並列でとれない、または間口が狭く通行しにくいなどの難点があります。
また、家の方角は日当たりや風通しに影響します。
日当たりや風通しが悪ければ、家の雰囲気が暗くなってしまったり、湿気がこもりやすかったりと生活する際に不便を感じてしまうでしょう。
土地探しをする際は形状や方角だけでなく、隣地に高い建物が建つかもしれないという点も考慮しながら検討するのがポイントです。
ポイント③:土地の高低差や地盤
土地探しでは、土地の高低差や地盤もポイントの1つです。
山間であれば土砂崩れ、沿岸であれば津波や高潮といった自然災害を考慮する必要があります。
避難場所や避難経路は、市町村で公表されているハザードマップを元に確認するとよいでしょう。
地盤に不安を感じる方は、周辺地域の過去の自然災害履歴を調べることをおすすめします。
どのような災害があったか調べたいときは、市町村のホームページを確認してみましょう。
ポイント④:注文住宅の相談と並行して土地探しをする
注文住宅の相談と並行して土地探しをすると、時間の短縮になります。
土地探しを先行してしまうと、建築費用や諸費用などほかの予算をオーバーするリスクが生じます。
デザインや設備など建築費用の予算を大幅にカットしないためにも、注文住宅と間取りを相談しつつ土地探しをするのがおすすめです。
なお、当社アットホームラボでは、モデルハウスの公開を行っております。
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また、30年間で9回の定期点検などアフターメンテナンスも充実しています。
施工して終わりではなく、その後も長いお付き合いができる安心の家づくりが特徴です。
- 資金計画から土地探しまで1つの会社にお任せしたい方
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まとめ:注文住宅の土地探しについて
注文住宅の土地探しは、実際に現地に足を運ぶことが大切です。
土地を探す際は、用途地域や周辺環境など事前調査を怠らないようにしましょう。
また土地探しと並行して注文住宅の相談もできるよう、視野を広げた家づくりが重要です。
アットホームラボでは、家づくりに関する無料相談会を実施しています。
設計士と対面しながら相談が可能なので、注文住宅でお悩みの方はお気軽にご予約ください。
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この記事の監修 アットホームラボ代表 青木真大(あおきまさひろ)
二級建築士、二級建築施工管理技士
2006年建築デザイン学部を卒業後、東京と新潟の建築事務所にてデザイン実務を経て、株式会社アオキ住建へ入社。 建築業界で15年間の設計、現場監督経験を経て、住宅事業部の責任者として1,500件以上の新築及び大規模リノベーションに関わる。
新築だけでなくリフォームも承っておりますので、気になる方は是非無料相談会にご参加ください!
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